うつ病の人との接し方 ーうつ病の私が実際に感じたことー



こんにちは!あみぃ(@ami_com_)です。

今回は、実際私が体験して感じたことを踏まえた上で、健常者の方はうつ病の人に対してこう接して欲しいなという話を書こうと思います。

もちろん、私が感じたことですので、全てのうつ病の方にこう接すれば良いというわけではありませんが、参考になればと思います。

同僚や友人がうつ病になった時

同僚や友人がうつ病になったと聞いたら、心配ですよね。
「大丈夫?」とか「私にできることない?」って聞いていただけるのはこちらとしても、本当にありがたいです。

しかし、その言葉に、「大丈夫じゃない。」とか「〇〇して欲しい。」と言える方ってどのくらいいるのでしょうか。

私は典型的な日本人なので、「大丈夫、心配かけてごめんね。」としか言えませんでした。きっとそういう方の方が多いんじゃないかなと思います。

そして私は、その言葉をかけられる度に、「あぁ、みんなに心配かけているんだ。早く良くならなきゃ…。」と思って焦り、結果として余計に症状が悪化するという事態になってしまいました。
これは、私の心の弱さが原因かもしれませんね。


私としては、普通に接して欲しいというのが一番です。
気を使ってもらうと、すごく申し訳なくなってしまいます。そして、その申し訳なさがうつの症状を悪化させるのです。

もし、本当に顔色が悪かったり、体調が悪そうな時は、「大丈夫?」ではなくて、「顔色悪いから休もう?」など具体的に言葉をかけてもらえるとすごくありがたいなと思います。


うつ病で休んでいる同僚や友人から返信がなくても怒らないで

うつ病の症状が悪化して、休職や休学される方も多いと思います。

そんな同僚や友人を心配して連絡したくなりますよね。

私自身も、うつの症状が悪化して研究室に行けなくなった時に、同期や先輩・後輩から心配の連絡をもらいました。

しかし、それに対して返信しなきゃいけないというプレッシャーと、返信したいのになぜかできない自分が情けなくて、悲しくて、何度も何度も布団の中で泣きました。

うつ病って、どん底期になると本当に何もできなくなるんです。

「LINE返すぐらい余裕でしょ?」って思う方もいるかもしれません。
でも、それすらできなくなるんです。そして自分でもなぜできないのかが分からなくて、自分を責めてしまいます。
そして、返信しなければならない数が多いほど負担になります。

ですので、個人個人で連絡をするのではなく、同僚や友人のグループの中で代表1人が連絡をとるという形にしてもらえるとすごくありがたいです。
そして、返信が遅くなったり、連絡が返ってこなかったりしても怒らないでください。


うつ病の同僚・友人に対する接し方 まとめ
・うつ病の同僚や友人に接する時は普段通りに
・「大丈夫?」ではなくて具体的な言葉を
・連絡する人数はなるべく少なく
・返信が遅かったり、連絡が返ってこなかったりしても怒らないで!


家族や恋人がうつ病になった時

家族がうつ病で、ふさぎこんでいたり、ずっと家から出ないでいると心配ですよね。と、同時にどうやって接したらいいのか分からないと思います。

ずっとそばにいてあげる? 悩みを聞いてあげる? 気分転換に外に連れ出してあげる?

どれも違います。

家族・恋人がどん底期で、ベットからも出られず、何もできない時は、そっとしておいてください
どん底期に無理に話しかけられたり、外に連れ出されたりすると、家族や恋人が相手でも本当に負担になります。
ただ、本当に放っておくとご飯すら食べないので、その辺りは用意してもらえるとありがたいです。

そして、少し回復してきた時、ベットから起き上がれるようになって、家の中で行動できるようになった時には、普段通りに接してください

以前、リビングで一緒にテレビを見るのが日課だったなら、そうして欲しいし、ご飯の時にその日あったことを楽しくおしゃべりしていたなら、そうして欲しいです。
ただ、無理に外に連れ出そうとしないください

うつ病の人が外に出るのって普通の人の何倍ものエネルギーがいるんです。

気分転換に良かれと思って外に連れ出して結果、順調に回復していたエネルギーを使い切って、また症状が悪化してしまうなんてこともあるかもしれません。



うつ病の家族・恋人に対して絶対にして欲しくないこと

うつ病の家族・恋人に対して絶対にこれだけはしないで欲しいことがあります。

それは、

「〇〇できるんだから、うつ病じゃない!ただの怠けだ!働け/学校にいけ!」

と言うことです。

例えば、テレビを見れるんだから、ゲームができるんだから、SNSができるんだから…

うつ病の人は気分転換もしてはいけないんですか?
たとえ、どん底期だったとしてもずーっとふさぎこんでるわけではありません。
少し調子が良くてスマホをいじれる時だってあります。
そういったところを見られて、家族・恋人にうつ病じゃない!と言われてしまうと、本当に療養できるところがなくなってしまいます。

幸い、私の家族・恋人は理解があって、そういったことは言われたことはありませんが、中には本当にそう言う人もいらっしゃるそうです。
それだけは本当にやめてください。


うつ病の家族・恋人に対する接し方 まとめ
・どん底期の家族・恋人はそっとしておいて
・少し回復してきたら普段通りに
・無理に外に連れ出さない
・「〇〇できるんだから、うつ病じゃない!」は禁句


最後に

ここまで書いてみて振り返って見ると、なんだかわがままみたいになってしまいました(笑)
当然、うつ病の人に対して絶対にこう接して欲しい!というわけではありません。
最初にも書いた通り、私が感じたことですので、全てのうつ病の方がこう接して欲しいと思っているとも限りません。
一うつ病患者の一意見として読んでいただけると幸いです。



2 件のコメント :

  1. 私も同じ考えです。
    幸い家族も友人も理解ある方ばかりなので、とても救われています。
    調子が良い時は一緒に遊んでくれたり
    、普通に話をしてくれるので嬉しいです♪

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    1. 私と同じ意見の方がいてくださって嬉しいです(^ ^)
      私も、周りの人が普通に接してくれるのがとてもありがたいです♪

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